お知らせ




2020.06.30

プール活動の開始について

 

夏場の子どもたちのプールや水遊びの活動は水に触れる感覚を楽しんだり、水の中で体を動かし体力をつけるなど、心身の発達に重要な活動の一つです。新型コロナウイルスは、プール水の遊離残留塩素濃度が適切に管理されている場合においては、水中感染のリスクは低いとされています。しかし、クラスが合同になったり、着替えやシャワーで密接になる、また、プールの中でも子ども同士が密接して遊ぶことが多く、水を介した感染よりも、飛沫や接触による感染のリスクが高まります。

本園では、子どもの密集や密接、また物を介した接触予防策をとることを前提に、7月3日(金)からプール活動を開始します。

 

【プール遊びを行う上での留意点】

  1. プール遊びにあたり、子どもの体温や鼻水・咳の呼吸器症状や下痢・嘔吐などの消化器症状、ま た全体的な活気など子どもの健康状態を把握し、いつもと異なるなど体調不良が見られる場合には、プール遊びへの参加は見合わせる。
  2. 体調不良や見学者は熱中症予防の観点からできるだけ室内での保育を行うようにする。その際、他のクラスと合同にせず個別で対応できることが望ましい。個別対応が困難で、他のクラスに混ざり保育が行われる場合には、誰がどのぐらいの時間、該当のクラスに滞在し、その時間帯の保育者が誰であったかわかるようにしておく。
  3. プール遊びでは、職員2人以上での監視体制が安全管理のために不可欠である。感染症対策、安全管理を鑑み、十分な職員確保が行えるか、無理をしてプール活動を行うことがないよう、状況によっては活動を中止とする。
  4. プールの遊離残留塩素濃度は、0.4-1.0mg/Lとし、プールのどこの場所でも濃度が一定となるようにする。クラスの入れ替え時は、必ず残留塩素濃度を再測定し、基準を満たすようにする。
  5. 低年齢児が利用することが多い簡易ミニプール(ビニールプール等)についても同様の管理を行う。
  6. 入水前後には通常通り、シャワーで十分に身体を洗い流す。
  7. 子どもや職員がよく触れるシャワーの水栓、更衣を行う場所のドアノブやカーテン等はこまめに消毒を行い、クラスを入れ替える場合はその間に消毒する。更衣の前後では手洗いを行う。
  8. プール内では、密集をさけるため、大人数で一斉に入ることは避けることとし、一度にプールに入る人数は、クラスの半分以下とする。
  9. 子ども同士が水の中で触れ合う(手をつなぐなど)遊びは控え、子ども同士が密接しないようなプール遊びを検討する。プールサイドでのバタ足や水中のフープくぐり、ワニ歩きなど普段から取り入れている遊びを間隔を空けながらできるよう工夫をする。
  10. プールで使用するビート板やおもちゃなどは、子ども達同士での共有はできるだけ控える。クラス毎に入れ替えるなどして、クラスとクラスの間での共有は避ける。
  11. 子どもが使用するタオル、帽子の共有は絶対にしないこととし、取り違え等にも十分に注意する。
  12. 乳児の水遊びは、これまで通り、排泄が自立していない場合には個別(たらい等)で行う。距離は1m程度あけることが望ましい。ただし、職員の配置場所に十分注意し、目を離さないよう安全対策を徹底する。
  13. プール活動や水遊び中に子どもたちの鼻水を処理する際には、ティッシュなどで拭き、ビニール袋に入れ、密閉する。処理をした後はアルコール消毒による手指衛生を行う。
  14. 実施にあたっては、プール遊びにおける感染対策について保護者と共有し、保護者の協力を得る。
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